1. はじめに
「この投稿、いつ公開されたんだっけ?」
そんな疑問にすぐ答えられる設計は、ユーザーにとっての安心感につながります。
株式会社一針一歩では、「長期的に信頼され続ける設計」を理念に掲げ、裏側の構造設計を通じて未来のWebを支えています。
本記事では、WordPressにおける年・月・日別アーカイブページの設計と、階層的ナビゲーションの実装方法を、設計思想とともに解説します。
2. 背景|日付アーカイブ設計が信頼に直結する理由
日付アーカイブは、単なるリンクの集まりではなく、ユーザーが過去の情報にアクセスしやすくなるための「設計された道筋」です。
特にブログやニュースサイトのように時系列が意味を持つコンテンツでは、アーカイブ構造がUX(ユーザー体験)とSEOの両面で信頼性を高めます。
3. 設計思想|階層的で直感的なナビゲーションの価値
私たちが重視するのは、「迷わせない設計」。
年 → 月 → 日という階層構造を採用することで、ユーザーが「今どこにいるか」「次にどこへ行けるか」を直感的に理解できるナビゲーションを実現します。
「設計思想とは、単なる理論ではなく、未来の信頼を紡ぐための土台です。」
4. 技術解説|年・月・日別アーカイブページの設計
年別アーカイブ(URL例:/2025/
)
<?php if (is_year()) : ?>
<h1><?php echo get_the_date('Y'); ?>年の記事一覧</h1>
<?php if (have_posts()) : ?>
<ul>
<?php while (have_posts()) : the_post(); ?>
<li><a href="<?php the_permalink(); ?>"><?php the_title(); ?></a> - <?php the_time('F j, Y'); ?></li>
<?php endwhile; ?>
</ul>
<div class="pagination"><?php echo paginate_links(); ?></div>
<?php else : ?>
<p>この年にはまだ記事がありません。</p>
<?php endif; ?>
<?php endif; ?>
月別アーカイブ(URL例:/2025/07/
)
<?php if (is_month()) : ?>
<h1><?php echo get_the_date('F Y'); ?>の記事一覧</h1>
<?php if (have_posts()) : ?>
<ul>
<?php while (have_posts()) : the_post(); ?>
<li><a href="<?php the_permalink(); ?>"><?php the_title(); ?></a> - <?php the_time('F j, Y'); ?></li>
<?php endwhile; ?>
pagination"><?php echo paginate_links(); ?></div>
<?php else : ?>
<p>この月にはまだ記事がありません。</p>
<?php endif; ?>
<?php endif; ?>
日別アーカイブ(URL例:/2025/07/14/
)
<?php if (is_day()) : ?>
<h1><?php echo get_the_date('F j, Y'); ?>の記事一覧</h1>
<?php if (have_posts()) : ?>
<ul>
<?php while (have_posts()) : the_post(); ?>
<li><a href="<?php the_permalink(); ?>"><?php the_title(); ?></a> - <?php the_time('F j, Y'); ?></li>
<?php endwhile; ?>
</ul>
<div class="pagination"><?php echo paginate_links(); ?></div>
<?php else : ?>
<p>この日に公開された記事はありません。</p>
<?php endif; ?>
<?php endif; ?>
5. UI設計|視覚的にわかりやすい構造の工夫
.archive-navigation ul {
list-style-type: none;
}
.archive-navigation li {
margin-left: 20px;
}
インデントによる階層表現や「戻るリンク」の設置により、ユーザーが迷わず操作できる設計を実現しています。
6. 機能連携|カテゴリー・タグとの統合設計
日付アーカイブとカテゴリー・タグを組み合わせることで、情報の絞り込みが可能になります。
例:「SEO設計」カテゴリーの2025年7月の記事だけを表示。
これは、「ユーザーの目的に寄り添う設計思想」の実践です。
7. SEO設計|検索エンジンにも優しいアーカイブ構造
rel="canonical"
タグで重複コンテンツを防止- 投稿数が少ないページには
noindex
を設定 - 構造化データ(schema.org)で日付情報を明示
<link rel="canonical" href="<?php echo get_permalink(); ?>">
これにより、検索エンジンにも「整理された構造」として認識されやすくなります。
8. 実践例・注意点・ベストプラクティス
- ページネーションの工夫でUX向上
- メタ情報の最適化でSEO強化
- 関連記事・カテゴリへの内部リンク設計
- 重複コンテンツの回避とE-E-A-Tの意識
9. まとめ|設計思想の再確認と行動促進
理想的な日付アーカイブナビゲーションは、設計思想 × UX × SEOの融合です。
- 階層構造で迷わせない
- 視覚的にわかりやすく
- 検索エンジンにも優しい
- カテゴリーやタグと連携して情報を絞り込める
「この設計は、長期運用でサイトが壊れにくくなることを最優先に考えています。」
設計思想に基づくWebサイト運用のご相談は、ぜひ
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